https://www.maxam.jp/obousama/
「お坊さまと鉄砲(The Monk and the Gun)」
観てきた。
他国では国民が戦って勝ち取った「民主主義」はいいものに違いない、戦わずして得られた近代化の象徴なのだから何としても「選挙」を成功させたい…と作中に登場する選挙管理の役人さんは模擬選挙に意気込むんだけど、複数の立候補者に各々が支持する者を選ぶ事がもたらすのは果たして両手離しにいいものだと言えるのか…という問いかけがとてもよかった。
そしてお坊さまが銃を所望した理由がなんとも…
のどかなブータンの田舎や賑やかな都会など、色んな風景を観られるのもなかなか良かったです
…一点、終盤に男根信仰が宗教観の根幹にあるという解説があるんだけどそういう所はなかなか古風だなと思ったりした。
映画のwebサイト見ると主演の人達が殆ど今作俳優デビュー。
若いお坊さん役の人は本職ブータンのオルタナティブ・ロックバンドのリードヴォーカルとか面白過ぎるでしょ…
ブータンの公用語は「ゾンカ語」だそうで、聞いてるだけだとヨーロッパの言語のようであり中国の言語のようであり…
子供がお父さんを呼ぶ時に「アッパ」みたいな発音で呼んでた。
台詞を聴いてるのも興味深かった。