「僕らの仕事って、無意識に誰かと自分を比べている。新しいミュージシャンが出てきたとか、どんなものが売れているかとか。常にリサーチをして、自分の立ち位置がどこなのかを俯瞰で確認することが大事なブランディングになる。何もしなくなると追い越されていくような気がするし、音楽を聴かないと、なぜその音楽がウケているのかも分からなくなってくるんですよ」
そして、収入もほとんど途絶えた。
「ミュージシャンってライブと作品の収入しかないから、本当に後から収入がビタッと止まった。確定申告の時、『あれ?』みたいな。結構びっくりしました」
「正直、こんな思いが一生続くのならば、『死んだほうが楽だな』と思ってしまう人がいることも理解できました。しんどかったけど、行動を起こすようなところまではいかなかった。想像はしましたけど。あと、飛行機の予約を取りかけたこともありました。もう全部捨てて、音信不通になって、故郷の北海道に逃げちゃおうかなって」
「病気を公開しながら、音楽を作っていく」――サカナクション・山口一郎、うつ病との闘い
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cec100ec34a0fdefca6bd2b24b618cabd84c4a0?source=sns&dv=pc&mid=other&date=20240419&ctg=dom&bt=tw_up