漫画家の芦原妃名子さんの件、大変残念。
先日、例の騒動を知ったときにブログ記事の一部をコピーしておいた。
その後、ご本人がツイートやブログ自体を削除されたので、その意に反するとは思うけれどここに写してしまうことにする。すみません。
原作者が伝えた要望が守られず都合よく改変される問題は時々起こってる印象だけれど、何を優先して変えたのか、芦原さんの「許諾」がどれだけ積極的/消極的なものだったかを考えるべきかと思った。
以下、引用。
“・漫画で敢えてセオリーを外して描いた展開を、よくある王道の展開に変えられてしまう。
・個性の強い各キャラクター、特に朱里・小西・進吾は原作から大きくかけ離れた
別人のようなキャラクターに変更される。
・「性被害未遂・アフターピル・男性の生きづらさ・小西と進吾の長い対話」等、
私が漫画「セクシー田中さん」という作品の核として大切に描いたシーンは、
大幅にカットや削除され、まともに描かれておらず、その理由を伺っても、
納得のいくお返事はいただけない。”
>ドラマ『セクシー田中さん』について | 芦原妃名子 ブログ
http://ashihara-hina.jugem.jp/?eid=244
@ykmsk と、言うのは簡単なのですが、ドラマ制作となると何百人の人が関わってくると思います、何百人が「最高の作品にしよう」と思ってやった制作活動に対し、原作者1人の意見を基に、「要望が守られず都合良く改変された」などと外野が言うのは、何百人のプロフェッショナルのアーティストの創作活動を踏みにじる素人のイチャモンに見えますね。
@sbdg_111 ご意見ありがとうございます。
何百人ものスタッフの「最高の作品にしよう」という善意は、僕も業界は違うけれど映像制作の仕事をしているので多少なりともわかります。
「要望が守られず」というのは、時々聞くことで、もちろんいろんな事情があって要望が守られないケースがあるのもわかります。
ところが今回の件は、芦原さんのブログ記事を読んだ限りでですが、制作サイドが芦原さんの要望を引き受けたにもかかわらず、その上で変えてしまったことを芦原さんにまともに説明できていない点や、テレビ向けに受けが良くなるような変え方をした、その変え方が芦原さんの要望とはまったく異なる変え方だったという点が、今回はひどいケースだったのではと考えた次第です。
僕が「ひどいケース」と思ったことがよくあることなのでしたら、それは僕の不勉強というか無知からくるイチャモンだったと恥じるしかありません。