クーデター発生以来、ミャンマー情勢をずっと見ておって、軍政に反対して兵隊に抗議したりデモをしたり還俗して国民防衛隊に入る僧侶とか、逆に軍政に協力して高級軍人と法会を催したり兵隊に訓示したりする僧侶の姿はよく見てきたんじゃが、僧衣のまま銃火器で戦う"僧兵"は初めて見たのじゃ。ちょっとびっくりしたのじゃ。
(引用したツイートに動画があります)
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War Noir
@war_noir
#Myanmar (#Burma) : Armed Monks affiliated with People's Defense Forces (#PDF) ambushed three #Tatmadaw Soldiers in Patheingyi, #Mandalay Region.
The monks seem to be armed with a Chinese Type 56 rifle, Turkish Derya Arms MK-12 shotgun and AKM rifle.
#WhatsHappeningInMyanmar
https://twitter.com/war_noir/status/1648997130806198274
「仏教は多様性だ」の中に「狙撃兵」も入るかと思ったりしたんじゃが、映像左上部のマークは、マンダレー地方域で活動する民主派の地方部隊のものじゃ。本当の僧ではなく市民兵で、銃火器を隠すのにも都合の良い僧服で偽装したという可能性大じゃのう。
で、その部隊は名前を「悪霊地下革命軍」နတ်ဆိုး မြေအောက်တော်လှန်ရေးတပ်ဖွဲ့と言うて、ネーミングは厨ニ病っぽいが(リーダーのコードネームも「キャプテン悪霊」♪)、マンダレー地方域マタラ郡区မတ္တရာမြို့နယ်(英語表記だとMadaya Townshipと書く事も多い)を拠点とする有力な民主派部隊なのじゃ。クーデター国軍をさんざん悩ませており、前トゥートで引用した動画のように、敵の意表を突くヒット・エンド・ラン戦法を得意としとるようじゃ。
追記:悪霊地下革命軍နတ်ဆိုး မြေအောက်တော်လှန်ရေးတပ်ဖွဲ့のエンブレム
「悪霊地下革命軍」နတ်ဆိုး မြေအောက်တော်လှန်ရေးတပ်ဖွဲ့は、この4月18日に、設立1周年の記念式を行ったそうじゃ。下記の記事で紹介されとるんじゃが、この式典に合わせて同部隊直営の医療施設も開設されたそうじゃ。多角経営の才もありそうな部隊じゃのう。
ただ、新設のクリニックが「悪霊医院」なんて名前だと、訪れる患者もフクザツな気分なのじゃ♪
နတ်ဆိုး မြေအောက် တော်လှန်ရေး တပ်ဖွဲ့ ၁ နှစ်ပြည့်အခမ်းအနား နှင့် ကျဆုံး ရဲဘော်များအား ဝမ်းနည်းခြင်း အထိမ်းအမှတ် အလေးပြုပွဲ ပြုလုပ်(Khit Thit)
https://yktnews.com/2023/04/%E1%80%94%E1%80%90%E1%80%BA%E1%80%86%E1%80%AD%E1%80%AF%E1%80%B8-%E1%80%99%E1%80%BC%E1%80%B1%E1%80%A1%E1%80%B1%E1%80%AC%E1%80%80%E1%80%BA-%E1%80%90%E1%80%B1%E1%80%AC%E1%80%BA%E1%80%9C%E1%80%BE%E1%80%94/