『マイスモールランド』観た。クルドのことは入管の問題とともに話としては知ってて、理不尽でひどすぎるとも思ってたけど、こうやって劇映画で観ることで、理不尽さ大変さがより実感を伴って理解できた気がする。
観た理由のひとつは韓英恵が出てると知ったこと。主人公のロールモデルである小学生の先生役で、外国ルーツの子供が増えた問題にもっと重みを持たせてもよかった気がするが、あっさり出番が終わってしまったのが残念。
ちょうどこんな記事も読んだとこ。
https://www.nhk.or.jp/shutoken/wr/20240202a.html
仮放免での就労は違法といっても、現場がそれで維持されている実態がある。国は建前以上のことを言わないけど、就労不可で生きられる訳がない。
実感というのは、例えば「仮放免」における行動範囲の制限について。
埼玉から出たらダメだと言われるが、主人公は東京のコンビニでバイトしてて(作品の途中からこれが不法就労になる)、そこで知り合った男の子が好きで、大阪の大学のオープンキャンパスに誘われたが…というような場面場面を観て思ったこと。
埼玉と東京をつなぐ橋にある県境の看板に、二人がそれぞれの側に手形を残すシーンが(そしてそれがどう扱われるかが)象徴的だった。