朝日新聞の変節について佐藤彰さんが1999年から朝日は変わったのだ、といっている。なぜかというと、朝日の経済部にいた佐藤さんがバブル後の不良債権裏処理の決定版とも言えるディープな話を岩波から本にして、それが朝日の取引先の銀行である第一勧銀(みずほ)の都合にきわめて悪かった、それで左遷されたのが1999年だとのことである。おべっかつかいばかり取り立てる佐藤さんの先輩である経済部出身が社長になったのが1999年。
佐藤さんの話を主軸にその他ツイッター上で匿名の元朝日の方々が裏事情を述べたりしている説明をまとめると、21世紀に入ってから上司の顔色を伺うことに長けたヒラメ人間ばかりが出世するようになり、吉田証言問題と吉田調書問題で腰砕けになる2014年を迎えるわけですな。これで変節は決定的になった。それから10年。もはや経営陣はほぼすべて権力にすりよるヒラメ人間で占められており、自民党とかSNSの評判とかばかり気にするという状況らしい。
金儲けのために読売と三井に頭を下げて築地跡地の開発に加わったらしいが、なんのためのジャーナリズムか、なんてもはや議論もないのだろーね。