「嘔吐し、「死ぬ」と助けを求めるウィシュマさんに、女性看守が「そんなので死んだら困るもん」などと応じる様子などが残されていた」
『看守の酷さ』に注目が行きがちだけれど、そもそもでこの看守のような振る舞いが問題にならなかったということは、機関としてこれが『当たり前の対応』だったことを意味します。そして『防犯上の理由』という耳を疑うような説明で、当初ビデオの開示は拒まれていました。ご家族は、ビデオ視聴にあたり立会人を許されませんでした。
入管の食事は質が悪く、糸を引くようなものも普通にあると聞きます。解放の時期が一切提示されず、ベッドを置いたらいっぱいのような部屋に閉じ込められる。そして具合が悪くなったら『仮病だ』『支援者の差し金だ』と言われる。帰れない確固たる理由があるのに、日本国内の社会では、『“不法”滞在をしているのだからしかたない』『帰ればいい』と自業自得だと無関係を装われる…………。
人を不当に閉じ込めている自覚がありません。入管法改悪が許されないのは当然のこと、入管そのものを許してはいけない。だってこんなの駄目でしょ。
今も国側は『全ての映像を公開する必要はない』として全面開示を拒否。損害賠償も拒否。それをお前に決める権利は無いと強く言いたい。 #入管法改悪反対