400歳まで生きる巨大ザメの全ゲノムを解読、長寿の2つの鍵とは | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/25/040300177/
「科学者たちは最近、ニシオンデンザメ(Somniosus microcephalus)の全ゲノムを解読して長寿の謎を解く新たな手がかりをいくつか発見し、2024年9月に査読前の論文を公開するサーバー「bioRxiv」で発表した。この発見が人間の寿命を400歳まで延ばすことはないかもしれないが、私たちが健康に過ごせる年月を延ばす魅力的な青写真を示している。
人間の思春期は12歳前後に訪れる。しかし、ニシオンデンザメの性的な成熟が始まるのは100歳を超えてからだ。1世紀も続く子ども時代などSFのようだが、現実に、ニシオンデンザメは地球上で最も長生きする脊椎動物で、その寿命はおよそ400年と推定されている。(参考記事:「約400歳のサメが見つかる、脊椎動物で最も長寿」)