入管法の立法事実は崩れている、とは言われているし、ぼくもそう思うけれど、立法事実はなにでどう崩れたか、そういうのをぼくたちフツーの日本人は知らないというか、知る気もないというか。
ある問題についてよく知ってる人が、その問題についてみんなも同じくらい知ってるつもりでいて、解説もなくツラツラツラツラ喋るので、せっかく「あれっなんかもめてるぞ?なんか問題起こってる?」と思い始めた人たちが簡単に置き去りにされて、結果、民主的社会ではありえないようなゴタゴタが全く燃え盛ることなく「あーまた国会もめてるねー、野党もよーやるわ反対ばっかり言って」になる。
「よう理解してる人々」だけが理解してるワードを叫んでわーわーやってりゃ、そらぼくたちフツーの日本人は置き去り食らってなんもわからんまま事態は流れていくわね。
アタマの良い人たちは、ぼくたちフツーの日本人の馬鹿さ愚かさ加減を舐めてるでしょ。ぼくたちフツーの日本人は、もはや新聞も読まないし興味のあること以外は知ろうともしない。そういう人種が、何を知ってるというのさ。何も知らせないで何を変えようというのさ。