"─あなたは1年ほど前、トランプが再び勝てば、それは1期目よりはるかに危険な存在になるだろうと警告しています。その理由として、「1期目よりも執務を手際よくこなせるようになり、側近も、トランプの最悪な衝動的言動を抑え込む者がほぼ皆無」だからと言っています。
残念ながらその予測は的中しました。政権1期目のとき、トランプは…国を治めるということがまるでわかっていませんでした。それで彼は、程度はまちまちながらも信用でき、法の支配を一定程度尊重し、手綱を引っ張って制してくれる人物を補佐役として任命しました。
ところが2020年の大統領選では敗退し、激しい怒りを募らせることになります。それは、選挙に破れた事実を否定するほどの深い屈辱を彼に与えました。2024年の大統領選に再出馬した彼は、「2期目はリベンジが目的」だと公言しました。そうして再選されると、大統領が持つありとあらゆる職権に加え、合衆国憲法が認めていない権限まで持ち出し、自らの復讐を成し遂げるためのロードマップを差し出してきた者を側近として侍らせています"
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