立憲民主党・逢坂誠二衆議院議員
「1)政府は「金」で愚民政策を進めている
50年前といえば、過疎化が進み始めたとはいえ、日本がまだ元気な頃です。各自治体の総合計画では、多分、人口増を見込んでいた時代です。右肩上がりの時代だったのですが、地域振興を理由にして最後は金で絡め取られました。
上関町長は調査受け入れ表明後、次のように語っています。
*いつまでも待っていては町は疲弊し、財政的に厳しくなる。
*町内の商工業者も厳しくなる。やれるものからやっていこうということだ
*この41年で人口は3分の1に減った
*祝島の漁業も、原発が来なくてもできなくなる。現実を直視しないといけない
この発言を見て、50年間、日本は何も変わっていない。上関町に限らず、地域づくりに対する執念も知恵もない地域が多すぎます。歴代政府は、住民が嫌がる忌避政策を多額の金で飲み込ませることを続けてきた結果、考えることのできない地域を作ってしまったのです。つまり愚民政策です。これは日本の大きな損失です。なぜこの愚かさに気づかないのか、本当にやるせない気持ちです。」