イスラエルがレイシストかつファシスト国家になってしまった経緯をおさらいしている。
-米国の資本家は左派労働党より大イスラエルを主張する右派リクードを好み、英語の堪能なネタニヤフが彼らにアピールするスポークスマンとして活躍。
-クリントンと労働党ラビンの合意への右派反対運動は、ラビンの死を煽るような者も参加する過激なものだった。
-1995年のラビン暗殺以降、イスラエルは右旋回は進む。組合に入れない底辺の非欧州系ミズラヒムや、新規開発地に入りたい旧ソ連圏の新興移民がそれを加速した
-右派政権は二国を主張するPLO/PAの対抗勢力としてハマスに資金提供し、パレスチナ人が人間以下だという主張を強化する根拠を作る
-2018のユダヤ人国家法で大イスラエルが事実上法制化される
-一方イランの勢力拡大を恐れるスンニ派アラブ諸国はイスラエルとの国交正常化を志向する
ハマスの攻撃があろうとなかろうと、大イスラエル実現の為のジェノサイドはどこかで加速されたはず。
それを証拠に、ハマスの攻撃の無い西岸地区でのパレスチナ人の死傷者は過去10に較べると6倍になっている。
領土内外のパレスチナ人を差別していようと曲がりなりにも「民主主義国家」の皮を被ってたのは2018年までで、ユダヤ人国家法が出来た時点で、もはやその皮さえかなぐり捨ててるんだから、そこからは19世紀までの国家みたいに退行してるわけじゃん。
@MikaR こういった経緯の上に、欧米に根強いantisemitistの歴史を踏まえて、諸外国からの批判を受け入れないこと、批判する側のguilt tripを巧みに利用してることなども事態の膠着に貢献していると思います。
イスラエルは計画的にパレスチナ人の人材を潰してきたので、パレスチナ側は常に能力あるリーダーが不在の状態。このリーダーシップの空白を何とかしない限り、停戦しても事態は改善しません。
Mikaさんまとめありがとう。
それにしても謎なのは、世界中の軽蔑と嫌悪を買ってもやっていけるという計算をしていることです。
米欧のマスコミや大学まで抑えたから時間が経てばオッケーだろうということか。たしかにそのパックスイスラエルは完成しかけていたのかもと気づくきっかけにはなりましたね。
わたしみたいな左寄りのちびっこが遠くから靴を投げても(かれこれ25年くらいエア靴投げはしてきた)、痛くもかゆくもなかっただろうからなぁ。夫が反対したのにソーダストリーム買ってきちゃってぶっ壊す勇気はなくて使ってるし…。世界みんな自分のことで忙しいし、新しい紛争が起きればそちらに目がいくし。