> 首相側近は、その狙いをこう語る。「所得減税で1年か2年の間、還元する。岸田政権による国民への還元セールだ」
わたしは〝税収増の還元策〟とかいう言葉自体嫌いなんですが、ここまでくると下品としか言いようがない。
納税者を消費者のように扱う発想、どう考えてもおかしい
還元してもらうために税金納めてるんじゃねーんだよ、ちゃんと適切に再分配しろ
わたしと同じ違和感を持って専門家に取材してくれた記者さんがいた。
せっかくなのでプレゼント記事にしました。
> 「分配」は、一度集めた資源をニーズに基づいて配り直すということだと思います。社会の代表者たちによる意思で、目的に基づいてグループが想定され、取捨選択がされる。
>必要な歳出を決めるための判断が必ずなされるわけです。
>一方、いま語られている「還元」は「一律で戻しましょう」というもので、こうした判断を弱めているように思います。もっと言えば、価値判断を諦めている。無責任にも映ります。みんなにフェアに配ったほうがわかりやすくていいかもしれない。けれども、そこには「社会がない」と思います。
>我々の代表で決めている民主的なシステムであるはずの財政が信頼されていない。本来は政治が信頼してもらうための努力をしなければいけないのですが、その説明を怠って「返せばいいでしょ」となっている。
https://digital.asahi.com/articles/ASRBR3K49RBNUTIL00Y.html?ptoken=01HDEDRFVK21T51JB14Y80C466