toot.blue は、数々の独立したMastodonサーバーのうちのひとつです。サーバーに登録してFediverseのコミュニティに加わってみませんか。
■蒼き象のマストドンサーバー。2017年4月にスタート。AWS上で運用されています。テーマは設けていません。(管理人的には少し時事ネタ多めです)どんな話題でも自由に投稿できますが、人種差別、外国人差別、性差別、民族差別、LGBTQ+差別などの差別発言やヘイト発言は厳禁です。またそうした発言につながるような発言も禁止します。 詳しくはサーバーのルールをお読みになってから参加してください。

サーバーの情報

249
人のアクティブユーザー

Satoru Hasegawa

結局AIに求められているのは「ジャッジ」し「決断」する機能だ。従来のコンピューターであれば、あるパラメーターについて閾値を定め、それに基づいて事象を分割すること止まりだっただろう。だがこれは主体的なジャッジではなく、いわば「法」を遵守する機能であり、その「法」を定めるのはあくまで人間だった。しかし無数の可能性の中から一つの行動を選ぶ「ジャッジ」ないし「決断」は、その原理からして「法」を乗り越えてゆく。これが許されている、というか、許されようと許されまいと、これが存在の条件であるのが我々個々の人間だ。我々はあらゆる瞬間にジャッジし、足を一歩踏み出すごとに「法」を乗り越える。おそらくこれが原罪というものなのだ。そして、この自由な決断の行為を国家に許さないのが民主主義であり、憲法であり、国際条約だ。逆に国家を一つの個と看做し、自由な決断を行わせようとするのがファシズムだ。だとすると、AIは本来的に脱法的であり、ファシズムと親和性を持っているということになる。

顧客サービスでチャットをするAIも、お絵描きをするAIも決断をする。故にそこには人間だけの特権であるはずの「罪」が生まれ、法の侵犯が生まれるのだ。この同じ原理が今ガザで人々を殺している。悪用されたAIでも誤用されたAIでもない。これがAIの本来の姿だ。

裁きの場に引き出されるAI
by Walter Molino