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S@凸

今回の備蓄米放出による効果を専門家はどうみるのか。農業ジャーナリスト、松平尚也さんは「初めは在庫がある高いコメとブレンドして売ることが予測され、一気に価格が下がるわけではないのでは」と指摘する。本格的に店頭に並び始めるのは4月上旬〜中旬と予想。5月中旬〜下旬には、26日から入札が始まる2回目の備蓄米放出の効果が出始め、3000円台後半まで段階的に価格が下がると見通す。ただ、問題はその先だという。
「供給量の増大が流通と価格の安定に不可欠だが、今年は多くの産地が増産を予定しているものの、全体量はそこまで増えない。新米の価格が不作などで高止まりすれば、来年も食卓に大きく影響する可能性がある」【1/3】

コメ不足なのに補助金を出して輸出促進? 産地では「これから育てるコメ」の奪い合い…政府対策のズレ加減:東京新聞デジタル️🔒 tokyo-np.co.jp/article/394164

東京新聞デジタル · コメ不足なのに補助金を出して輸出促進? 産地では「これから育てるコメ」の奪い合い…政府対策のズレ加減東京新聞デジタル

【2/3】新潟・魚沼の農家の堀井修さんも「政府の言う通りなら、備蓄米放出が決まった段階で、売り惜しみ業者は値崩れを恐れて売りに出すだろう。今も値段が下がらないのは、単に米が足りていないからだ」と指摘する。
昨秋以降、直接農家を訪ね米を買い上げる業者が多く見られるようになった。「県外ナンバーの車も見た。いままでなかったこと」。県内農家の主要な出荷先だったJAの倍近い価格を提示する業者もいたといい「JAの担当者は『地元の農家が売ってくれない』とぼやいていた」と述べる。
そして「まだ種まきもしてない」この時期に「今年の収穫を見越した米争奪戦がもう始まっている」と言う。JA全農にいがたは2月末、農家からの買い取り価格(概算金)の下限を示した。例年より半年早い。関係者によると、一般のコシヒカリで60キロ2万3000円と昨年から35%引き上げた。JAは「集荷を増やすため」と説明する。
概算金は米価格の指標にもなる。堀井さんは「秋以降も価格が大幅に下がることはないだろう」とみる。一方で「これまでは価格が低すぎて借り入れをしないと生活できなかった。ある程度高く売れないとやっていけない」と訴える。

【3/3】東大の鈴木宣弘特任教授(農業経済学)は「政府は、生産量を減らしすぎたことが原因と認めて抜本的な対応を取らないと問題は改善しない」と指摘する。
「既に25年産米も作付けの段階で業者から契約が進んでおり、圧倒的に米は足りていない」と今後も価格高騰が続くと見通す。その上で、「消費者は価格が上がると困り、生産者は下がると困る。政府は米不足という問題を認めた上で、この適正価格の差を埋めなければならない」と述べる。
政府は米の輸出量を30年までに8倍に増やす方針で、輸出米の生産農家には10アール当たり4万円を補助する。鈴木氏は「国内市場は縮小しているから輸出を増やすという発想だが、いまは国内供給が不足しているのだから、輸出米に4万円出すなら国内向けに補助するべきだ」と訴えた。