フォーク世代の人らは we shall overcome を好むけど、合唱とかアカペラに向いてないので日本の屋外の集会ではたいていグダグダになってると思う。この歌が好きな人は歌詞が好きなのだと思うけど、直訳でもいいから日本語で歌って聴いた人に歌詞内容が伝わらないと感動も何も無い。参加者全員がこの曲を知っている時代はとうに去っている。初めから日本語の歌でも歌詞内容を正しく伝えるのは困難なのだけど。
音楽は音を楽しむ事。歌も音楽だから、歌詞が伝わろうが伝わらなかろうが間違って聴き取られようが楽しめるように作らないと。レコードの歌詞カードを見ながら音楽を楽しむのは本来の音楽ではない。いつ頃からなのかは知らないけど、日本では歌の流行に占める歌詞内容の重さが大き過ぎる。コンサートであれ宴会の余興であれ、歌詞が伝わると思うのは間違い。歌詞が感動を呼ぶのは事前に全員が歌詞内容を知っている場合だけ。 逆に意味を全員が知っていれば、歌の無い演奏のみでも歌詞内容に応じた感動を呼ぶ。