Twitterで回ってくるトランス差別言説があまりにひどくて、その一部(というか相当多く)が金科玉条のように主張する生物学的性差というのにいい加減辟易していた去年の夏頃、これから出る新刊として、生物の性差をスペクトラムとして捉える生物学の先端的研究について紹介する新書が出ると知り、もちろんそれによってトランス女性は女性であるという自分の考えが変わることはないとしても、トランス差別者の言う生物学的根拠というものの、一つのカウンターになるかもな、と思い興味をもった本。間抜けにも書名をメモるのを忘れ、時折調べていたのだが、分からないままでいたところ、昨日、三木那由多さんのトゥートで『オスとは何で、メスとは何か』という本が出ていることを知り、ちょっと調べて、多分これだなあと思いポチった。
今日届いたのでパラパラしたら、やはりこれで間違いなさそう。
トランスジェンダーの問題を抜きにしても(抜きにしてはいけませんが)、生物学というサイエンスの今を垣間見る意味でも面白そうなので、明日から読む。