屋外でビール飲みながら延々と食べるもの、としてブラジルの湿地帯地域では「カエルの腿」がある。
ブラジルの生ビールはおそらく世界で一番低温で供されるビールで、Choppiと呼ばれており、樽のサーバーから出した瞬間に、気圧の変化で温度がより低下してキンキンと音をたてながらみぞれ状に凍りつく。そのかき氷みたいなビールを小さなグラスで、ぐいっと飲むと、ご存知、こめかみに激痛が走る。アタマいてー、とか笑いながら乾杯する、その横にあるのが、カエルの腿を揚げ焼きにし、大盛りにした皿である。
ぐいっと左手でビール、右手で腿を一気に齧り取り、骨をぽいっと後ろに投げ捨てる。枝豆の如し、うまいのである。