“文章”というものに対して微妙な思い入れがあるせいで、誰かの文章作品に対して一歩踏み込んだ感想を言うのにやたら緊張してしまう。大抵いいねを押して精一杯。
けれど、ちょっと前から「そこを飛び越えられる」と勝手に思っている、文章作品を出している人がいる。うだうだ悩んだあげく(緊張は変わらずある)、指をくるくる回しながらしっくりくる言葉を探して感想を書いたりして、投稿したあと後悔したりしている。私変なこと言ってないだろうか……。
それはつまり私にとってその人の文章が「マストドンの中の文章」から「一連の作品」になったからで、身も蓋もない言い方をすれば「うまい」と感じているからです。元々とても好きだったけれど。
この間の【感想】に、ご本人が「言いたいことをうまくまとめてくれている」と言ってくれて、それ! その「つまりこういうこと」を読み手の中から導くことができる、っていうのがすごいんですよ!!! 要約なんてエッセイじゃない。『はみ出さず成型されてい』ない、文章こそが私には魅力的だし、総じて生み出すのが難しいのだと思っている。要約しましょうか。「カンミさんのエッセイが好きです」。