韓国の作家ハン・ガンさん、非常戒厳に「衝撃」 ノーベル賞受賞前に:朝日新聞デジタル
「ハンさんは会見で「『少年が来る』を書くために79年から続いた戒厳状況について学んだが、2024年にまた戒厳状況が起きたことに大きな衝撃を受けた」と述べた。
また、「今回の状況が(以前と)違うのは、すべてが生中継され、皆が見守ることができた点だ」と指摘し、軍の兵士たちを制止しようとした市民について「その方々の偽りのない心と勇気を感じた」と語った。そして「武力や強圧で言論を阻むやり方で統制する過去の状況に戻らないことを切に願っている」と話した。
ハンさんは、肉食を拒否し、日に日にやせ細っていく女性を描いた「菜食主義者」で16年に英国の国際ブッカー賞を受賞し、世界的に注目された。「別れを告げない」では多数の住民が犠牲になった済州島4・3事件を取り上げている。
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