地道な調査に頭が下がる思い。
記事にある「文句は聞こえるように言え!」は名台詞だ。
みんなガンガン異議申し立てしていこうな
>調査したトイレは6月1日で868カ所に増えました。女性の方が便器数が多いトイレは41カ所とやはりレアで、通算の男性便器数は女性の1・73倍に上っています。
>回答を読み、改めて多くの女性たちが行列に我慢をしていたのだと実感しました。怒りや疑問の届け先を探していたのではないのでしょうか。
>半面、個室が少ないと訴える男性からの声にも考えさせられました。思えば、小便器は健康な男性の便器です。泌尿器系のがん治療を受けた人やお年寄りらは日常的に尿漏れパッドを使うこともあり、個室を必要としています。自宅では座って小便をする男性も増えているとも聞きます。今後、より多くの個室が求められていくのではないのでしょうか。
>この社会は、誰が作っているのか。便器数の男女差が如実に示していると思います。
>百瀬さんは2022年7月から駅など公共空間のトイレで案内板にある男女別便器数を数え始めた。2年半で706カ所を調べたところ、9割以上で男性用(小便器を含む)の方が多く、平均で女性用の1.7倍を超すことがわかったという。
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>女性トイレに並ぶことは幼い頃から「当たり前」で、「そうしたもの」だった。並ぶことなく利用できたらラッキー、と立ち止まって思考したことはなかった。「なぜ?」と思い、便器数を調べ始めた百瀬さんの気づきと行動力には脱帽するほかない。
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>本人が選べない属性に起因した不利益や我慢は、是正されるべきものだ。女性の方が利用に時間がかかるのになぜ便器数が少ないのか。多くの人が長年不便を感じながらなぜ解決されないのか。日常の中でさらりと流れていく課題にこそ、社会の本質的な姿がある。