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#古典籍

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Toshiyasu Oba<p>余談だけど、一時、同じ所有者のもとにあった、「後三年合戦絵巻」(現在は東京国立博物館蔵)も、ちょっと展示されていて、彩色の剥落状況の違いを見ることもできる。それにしても、「後三年合戦絵巻」の壮絶な戦いの表現は赤裸々で、手足、頭の切断された様子がリアルに描かれていて、驚いた。後世の写本は見たことあったけど、何世代も写しが間に入っていたのか、そこまでの印象はなかったので。</p><p>あ、あと、オーディオガイドは、文字の展示解説に出てこないネタを解説の中でぶちかましてくるので、ちょっとお金かかるけど、できれば借りた方が良いと思う。サントリー美術館は、割とそういうことやるので、油断できない。</p><p><a href="https://toot.blue/tags/%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8" class="mention hashtag" rel="tag">#<span>美術館</span></a> <a href="https://toot.blue/tags/%E5%8F%A4%E5%85%B8%E7%B1%8D" class="mention hashtag" rel="tag">#<span>古典籍</span></a></p>
Toshiyasu Oba<p>他にも、登場人物たちが登場するスピンオフ的な作品を取上げたりと、結果的に、物語受容の現代との共通性が浮かび上がる展示後世になっていた。写本によっては、構図はほぼサントリー本と同じなのに、ディテールの描き込み部分が変わることで、結構印象が変わる、というのも興味深し。</p><p>終盤は、様々な記録を通じて、サントリー本がどのように受け継がれ、受容されたのか、後世への影響も含めて示していく渋い展開で、サントリー本を取り巻く関連資料の厚みをうかがい見ることができた。割と血なまぐさいし、若い女性が何人も鬼たちの犠牲になる(殺されて食われたりしている)「酒呑童子絵巻」が、何故、嫁入りの際の縁起物として珍重され、数々の写本が作られたのか、という理由も分析されていて、そこも興味深かった(あんまり書くとネタバレになるけど、徳川家の女性たちとの関係が重要だったり)。</p><p><a href="https://toot.blue/tags/%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8" class="mention hashtag" rel="tag">#<span>美術館</span></a> <a href="https://toot.blue/tags/%E5%8F%A4%E5%85%B8%E7%B1%8D" class="mention hashtag" rel="tag">#<span>古典籍</span></a></p>
Toshiyasu Oba<p>さらに、明治期にドイツに渡り、その後ほとんど存在が知られていなかった、ライプツィヒ・グラッシー民族博物館所蔵の、住吉廣行筆「酒呑童子絵巻」(ライプツィヒ本)も里帰り展示。<br />ライプツィヒ本そのものに加えて、日本で発見された下絵や、その下絵から新たに住吉家によって作られた別の写本も交えつつ、展示するシーンを重ねたり、ずらしたりしていて、同じシーンを比較したり、あちらで見られないシーンをこちらで見たり、みたいな組立になっていて、あっち見てこっち見て、と比べながら見ていると何とも忙しい感じに。</p><p>なお、ライプツィヒ本の系統では、酒呑童子誕生に至るエピソード0的な話が前段に加えられていて、そこで描かれる幼き日の酒呑童子は、割と不幸な身の上だったりする。罪を犯したものの背景を掘り起こしていく、鬼滅の刃的な物語のあり方の源流を見た感じも。</p><p><a href="https://toot.blue/tags/%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8" class="mention hashtag" rel="tag">#<span>美術館</span></a> <a href="https://toot.blue/tags/%E5%8F%A4%E5%85%B8%E7%B1%8D" class="mention hashtag" rel="tag">#<span>古典籍</span></a></p>
Toshiyasu Oba<p>サントリー美術館「酒呑童子ビギンズ」展(会期:2025年4月29日~6月15日)<br /><a href="https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2025_2/index.html" target="_blank" rel="nofollow noopener" translate="no"><span class="invisible">https://www.</span><span class="ellipsis">suntory.co.jp/sma/exhibition/2</span><span class="invisible">025_2/index.html</span></a><br />の感想を忘れないうちに。ちょっと雑なのはご容赦を。</p><p>もちろん展示の目玉は修復が完了した「酒呑童子絵巻」サントリー本。狩野元信の手になる見事な絵巻で、見事な色彩。迫力のあるバトルシーンも鮮やか。<br />それに加えて、小田原北条氏が関わった制作背景も明確で、その後の所有者や貸し出し記録も残り、詞書の部分も誰が書いたのか明確に分かっていたり、とにかく関連情報の豊富さがすさまじい。こんなに色々分かっている絵巻はそうそうないのではないか。</p><p>さらに、サントリー本を踏まえつつも、やや視点を引いて遠景から見せる構図や、淡い色彩に特徴を示す、狩野探幽系統の「酒呑童子絵巻」の写本(探幽自身の手になるものは現在所在不明とのこと)との比較もあり、サントリー本から派生していく写本群も含めて楽しむことができる。</p><p><a href="https://toot.blue/tags/%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8" class="mention hashtag" rel="tag">#<span>美術館</span></a> <a href="https://toot.blue/tags/%E5%8F%A4%E5%85%B8%E7%B1%8D" class="mention hashtag" rel="tag">#<span>古典籍</span></a></p>
Toshiyasu Oba<p>【展示】センチュリー赤尾コレクション×斯道文庫 書物ハンターの冒険:小松茂美旧蔵資料探査録 Ⅰ(WEB東方)<br /><a href="https://www.toho-shoten.co.jp/web_toho/?p=6869" target="_blank" rel="nofollow noopener" translate="no"><span class="invisible">https://www.</span><span class="ellipsis">toho-shoten.co.jp/web_toho/?p=</span><span class="invisible">6869</span></a></p><p>なんかすごいの来たな。慶應義塾ミュージアム・コモンズで、2025年3月17日(月)~ 5月16日(金)開催とのこと。<br />あそこは、土日祝休館なんだよなあ…</p><p><a href="https://toot.blue/tags/%E5%8F%A4%E5%85%B8%E7%B1%8D" class="mention hashtag" rel="tag">#<span>古典籍</span></a> <a href="https://toot.blue/tags/%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8" class="mention hashtag" rel="tag">#<span>図書館</span></a> <a href="https://toot.blue/tags/%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8" class="mention hashtag" rel="tag">#<span>博物館</span></a></p>
Toshiyasu Oba<p>問題は、古書資料館の方で、まずキャンパスのどこにあるのかが分からない。一番奥にあることが分かっても、斜面に大量の建物が複合して建設されているために、どこをどう通ったら、そこにたどり着けるのかが分からない、という学外者には難易度高かった。<br />会場に入ると、日本関係の洋書は展示ケースに入っているものの、ちりめん本や石橋湛山の論考掲載資料は閲覧席の大型の机の上に展開されていて、何と、手に取れてしまう。これはすごい。そのため、展示を見るためだけでも、入館手続が必要になるので、ご注意を。</p><p>ちなみに、今年頭に刊行された善本図録には、立正大学図書館史も含まれていることも把握。読みたいけど、16,500円か……</p><p>『立正大学図書館 古今善本録 -蔵書が伝える図書館150年の軌跡-』刊行のお知らせ<br /><a href="https://www.ris.ac.jp/library/news/20230725.html" target="_blank" rel="nofollow noopener" translate="no"><span class="invisible">https://www.</span><span class="ellipsis">ris.ac.jp/library/news/2023072</span><span class="invisible">5.html</span></a><br />チラシ<br /><a href="https://www.ris.ac.jp/library/news/cb6q79000000v2i3-att/kyokutoshoten_chirashi.pdf" target="_blank" rel="nofollow noopener" translate="no"><span class="invisible">https://www.</span><span class="ellipsis">ris.ac.jp/library/news/cb6q790</span><span class="invisible">00000v2i3-att/kyokutoshoten_chirashi.pdf</span></a></p><p><a href="https://toot.blue/tags/%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8" class="mention hashtag" rel="tag">#<span>図書館</span></a> <a href="https://toot.blue/tags/%E5%8F%A4%E5%85%B8%E7%B1%8D" class="mention hashtag" rel="tag">#<span>古典籍</span></a></p>
Toshiyasu Oba<p>立正大学図書館第52回企画展「古書発見伝」<br />会期:2024年11月12日(火)~12月12日(木)<br /><a href="https://www.ris.ac.jp/library/news/20241105_tenji.html" target="_blank" rel="nofollow noopener" translate="no"><span class="invisible">https://www.</span><span class="ellipsis">ris.ac.jp/library/news/2024110</span><span class="invisible">5_tenji.html</span></a></p><p>先日、平日に休みが取れたので、チラシで開催を知った、企画展示を見に、立正大学の品川キャンパスに行ってきた。<br />展示会場が、図書館と、古書資料館の二ヶ所に分かれていて、図書館の方は、駅から近い通りに面していることもあって、比較的入りやすく分かりやすい。ゲートの外側のちょっとした展示スペースで展開されていたのだけど、古活字版とか結構良いものが展示されていて、実は中身はゴージャス。</p><p>一部はデジタル展示で紹介されているので、そちらもご参照を。</p><p>第52回企画展「古書発見伝」デジタル展示公開のお知らせ<br /><a href="https://www.ris.ac.jp/library/news/aal3qk0000000n4q.html" target="_blank" rel="nofollow noopener" translate="no"><span class="invisible">https://www.</span><span class="ellipsis">ris.ac.jp/library/news/aal3qk0</span><span class="invisible">000000n4q.html</span></a></p><p><a href="https://toot.blue/tags/%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8" class="mention hashtag" rel="tag">#<span>図書館</span></a> <a href="https://toot.blue/tags/%E5%8F%A4%E5%85%B8%E7%B1%8D" class="mention hashtag" rel="tag">#<span>古典籍</span></a></p>
Toshiyasu Oba<p>懐徳堂創立300周年記念展覧会 懐徳堂って知ってはる? ―大阪大学が受け継ぐなにわ町人の学問所― (大阪大学総合学術博物館)<br /><a href="https://www.museum.osaka-u.ac.jp/2024-08-22-19282/" target="_blank" rel="nofollow noopener" translate="no"><span class="invisible">https://www.</span><span class="ellipsis">museum.osaka-u.ac.jp/2024-08-2</span><span class="invisible">2-19282/</span></a><br />会期:令和6年(2024)10月12日(土)~12月7日(土)</p><p>大阪大学の懐徳堂資料の展示やってるのか……</p><p>こちらのブログで知りました。</p><p>懐徳堂創立300周年記念展覧会(忘却散人ブログ)<br /><a href="http://bokyakusanjin.seesaa.net/article/505330791.html" target="_blank" rel="nofollow noopener" translate="no"><span class="invisible">http://</span><span class="ellipsis">bokyakusanjin.seesaa.net/artic</span><span class="invisible">le/505330791.html</span></a></p><p>懐徳堂300周年記念事業のサイトも充実していて、力が入ってる感じ。</p><p><a href="https://21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp/kaitokudo_300th-anniversary/" target="_blank" rel="nofollow noopener" translate="no"><span class="invisible">https://</span><span class="ellipsis">21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp/ka</span><span class="invisible">itokudo_300th-anniversary/</span></a></p><p><a href="https://toot.blue/tags/%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8" class="mention hashtag" rel="tag">#<span>博物館</span></a> <a href="https://toot.blue/tags/%E5%8F%A4%E5%85%B8%E7%B1%8D" class="mention hashtag" rel="tag">#<span>古典籍</span></a></p>
Toshiyasu Oba<p>「ひろげて、まいて、あらわれる 絵巻の世界」展、明日(10月12日(土))が、第1期最終日です。連休中は国立国会図書館は休館なので、連休明け10月15日(火)から第2期に(でもまた10月16日(水)が休館なのでご注意を)。</p><p><a href="https://ndlsearch.ndl.go.jp/gallery/emaki" target="_blank" rel="nofollow noopener" translate="no"><span class="invisible">https://</span><span class="ellipsis">ndlsearch.ndl.go.jp/gallery/em</span><span class="invisible">aki</span></a></p><p>見に来てくださった皆さんの満足度は高いようなのですが、今一つ知られてない感じもあり……<br />図録代わりの小冊子も無料配布、入場無料で、撮影可だったりします。お時間がありましたらぜひ。</p><p><a href="https://toot.blue/tags/%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8" class="mention hashtag" rel="tag">#<span>図書館</span></a> <a href="https://toot.blue/tags/%E5%8F%A4%E5%85%B8%E7%B1%8D" class="mention hashtag" rel="tag">#<span>古典籍</span></a></p>
Toshiyasu Oba<p>北村季吟(1625-1705)、といっても、自分自身、近世における源氏物語注釈の決定版だった『湖月抄』の人、くらいのイメージだったのだけど、他にも古典注釈を山ほど残していた。江戸幕府初代の歌学方に就任するなど、和歌にも通じていて、そもそも、芭蕉以前の俳諧界における中心的な人物の一人だったことがよく分かる展示だった。息子二人の間の確執や、かわいがっていた孫の早世など、資料と解説からうかがえる様々なドラマも興味深い。</p><p>芭蕉がらみでは、「みのむしのねをきゝにこよ草の庵」を題材にした、朝湖(後の英一蝶)と芭蕉との共演など、こういう交流があったのか、というものや、芭蕉の現存最古の著書であり、刊本唯一の伝本である『貝おほひ』といった、超絶レア資料も。芭蕉最古参の弟子、杉山杉風(鯉屋市兵衛)が収集した資料を鯉屋物と言われているそうで、その鯉屋物も複数あり。</p><p>じっくり解説を読んで資料も見ないと、何がすごいのか分からない、という感じの硬派な展示だけど、そこがまた良いのだった。<br />それにしても、久しぶりに行ったら、入場券や図録購入券が自販機方式になっててびっくりした。</p><p><a href="https://toot.blue/tags/%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8" class="mention hashtag" rel="tag">#<span>図書館</span></a> <a href="https://toot.blue/tags/%E5%8F%A4%E5%85%B8%E7%B1%8D" class="mention hashtag" rel="tag">#<span>古典籍</span></a></p>
Toshiyasu Oba<p>天理ギャラリー「芭蕉の根源-北村季吟生誕四百年によせて-」 <a href="https://www.tcl.gr.jp/exh/exh-6746/" target="_blank" rel="nofollow noopener" translate="no"><span class="invisible">https://www.</span><span class="">tcl.gr.jp/exh/exh-6746/</span><span class="invisible"></span></a> を見てきた。<br />天理ギャラリーは、東京天理ビルの9Fにあって、天理教の関係施設、ということになるのだろうけど、超絶的な貴重資料をがっつり持っている天理図書館 <a href="https://www.tcl.gr.jp" target="_blank" rel="nofollow noopener" translate="no"><span class="invisible">https://www.</span><span class="">tcl.gr.jp</span><span class="invisible"></span></a> 所蔵資料の展示を定期的に開催していたりする(奈良の天理市にある天理図書館での展示を少し遅れて東京でやってくれている感じ)。<br />今回の展示は、天理図書館の俳諧関連資料のうち、北村季吟に焦点を当てつつ、季吟(や、その息子の湖春)と松尾芭蕉との関わりを示す資料や、芭蕉関連のレア資料を展示。俳諧史に関心のある方はぜひ。崩し字読める方はさらに楽しいかと。会期は6月9日まで。</p><p><a href="https://toot.blue/tags/%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8" class="mention hashtag" rel="tag">#<span>図書館</span></a> <a href="https://toot.blue/tags/%E5%8F%A4%E5%85%B8%E7%B1%8D" class="mention hashtag" rel="tag">#<span>古典籍</span></a></p>
Toshiyasu Oba<p>天理図書館開館93年記念展「源氏物語展-珠玉の三十三選-」(天理図書館)<br /><a href="https://www.tcl.gr.jp/exh/exh-6414/" target="_blank" rel="nofollow noopener" translate="no"><span class="invisible">https://www.</span><span class="">tcl.gr.jp/exh/exh-6414/</span><span class="invisible"></span></a></p><p>11月27日まで。<br />関西勤務の時には毎年行ってたんだけど、今は天理参考館が会場なんだなあ(以前は、天理図書館で展示してたかと)。<br />33点とはいっても、そこは、極上の貴重書を持っている天理図書館。さすがとしか。</p><p>動画の紹介が分かりやすいかと。</p><p>「天理図書館開館93周年記念展『源氏物語展―珠玉の三十三選―』開催」(2023年10月18日~11月27日)<br /><a href="https://www.youtube.com/watch?v=rJqCpJl0elU" target="_blank" rel="nofollow noopener" translate="no"><span class="invisible">https://www.</span><span class="">youtube.com/watch?v=rJqCpJl0elU</span><span class="invisible"></span></a></p><p><a href="https://toot.blue/tags/%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8" class="mention hashtag" rel="tag">#<span>図書館</span></a> <a href="https://toot.blue/tags/%E5%8F%A4%E5%85%B8%E7%B1%8D" class="mention hashtag" rel="tag">#<span>古典籍</span></a></p>