サーバーの運用ルールとモデレーションをめぐる問題で我々に分断をもたらしているのは、差別を憎むか是認(黙認や無関心を含む)するかという対立軸ではない気がしている。
本質的な分断は、差別を我々が生きていく中での最も重大な課題とみなすか、それとも世間に転がっている諸々の問題の中のワンオブゼンでしかないと考えるかという温度差にあるのではないか。
後者に属する人間にしてみれば、サーバールールにわざわざ反差別を掲げることが、何かしら偏っていて、自由な雰囲気を侵害し、胡散臭い「色」がつくように思われるのだろう。
我々は、そこら辺もちゃんと言葉を尽くして伝道してゆかねばならぬ。
「違います。反差別はご飯を食べるのと一緒の生存の基本です。我々は、カレーの画像をばら撒くように反差別を訴えるべきなのです」