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■蒼き象のマストドンサーバー。2017年6月にスタート。AWS上で運用されています。テーマは設けていません。(管理人的には少し時事ネタ多めです)どんな話題でも自由に投稿できますが、人種差別、外国人差別、性差別、民族差別、LGBTQ+差別などの差別発言やヘイト発言は厳禁です。またそうした発言につながるような発言も禁止します。 詳しくはサーバーのルールをお読みになってから参加してください。

サーバーの情報

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人のアクティブユーザー

Satoru Hasegawa

何が起こってるのかよくわからんけど難しいよなあ。
こういう場所でも属性による権力勾配というものは確実にある。
俺はシス男性でヘテロで和人なんで日本にいる限りは原理的に属性による差別を受けることはない。まあ欧米に行けば一絡げにアジア人なんだろうが。
例えばトランスの人が俺を百万語を費やして罵倒したとしても俺を差別はできないし、逆に俺はたった一言の言葉で相手に癒えない傷を与えることができる。
この非対称な関係は俺が気をつける気をつけない以前に、厳然として構造化されている。
いわば俺らマジョリティは、生物学的な事実ではないにしても、体内に吸血鬼を飼っているようなものなので、これは俺らが生きている内に消えるような生やさしい怪物ではない。
だが、我々マジョリティにとって、この怪物は基本は透明な存在なのであって、反省的な理性や認識によって辛うじて把握できる対象に過ぎない。
一方、差別を受ける側からすれば、この怪物はひたすら具体的であり、それを感知するのは理性や認識ではなく、まず情動だ。恐怖、屈辱、不安、悲しみなどなどの情動だ。
善意であれ悪意であれ、この非対称がないように振る舞う人がいるから

今、声を荒げている人がいるのではないか。差別は我々マジョリティにとっては理性で処理すべき問題だが、被差別者にとってはまずそれは強い情動の体験だ。
もちろん俺はそんな体験はしていないし、代弁者を気取るつもりも毛頭ない。それに、俺らみたいな立場でいくら感情移入したところでタカが知れているので、最終的にマジョリティ側の行動指針は理性的に決めるしかなかろうとも思う。
一方で、自分もマジョリティながら、社会的可変的パラメーターによる差別というやつはいくらでも受けている。立場の差とか能力の差とかでね。そのやり切れない思いを百万倍くらいにしたら被差別者の気分になるんじやないかてあどの想像力はある。
何年か前に、維新の議員か何かに差別的な暴言を吐かれた在日の人が殴りかかる動画を見たことがある。俺は彼の暴力を肯定する。もしなんかのはずみで相手が死んでもだ。刑事法的な問題はべつとしてね。

結論なんて出しようもないのだが、差別問題に対するマジョリティの対応はあくまで論理的に考える必要がある。マイノリティに情動的に一体化するのは不可能であるばかりでなく失礼だと思う。我々は分をわきまえなければならない。先天的な加害者なので。
だが、その論理には「悲しみ」が必要だとは思う。逆に悲しみが共有されていれば、なんとかなる気もする。
偉そうにすみません。